- 2016-4-25
- 頬ニキビ

なんだか違和感を感じてあごに触れてみると、
いつの間にかボコっと腫れていて触ると痛い…。
鏡で確認するとしこりのように固くなっている吹出物が!
そんな、いわゆる「しこりニキビ」は
普通のニキビよりも大きいのでどうしても目立ってしまいますよね。
鏡を見るたびに気になってついつい触ってしまったり、
無理やり潰そうとして悪化してしまったり。
実は、ケアを誤ると跡が残ってしまう可能性が高いんです。
正しいケアで1日も早く治しましょう!
【しこりニキビの種類】
しこりニキビには、特徴の異なる2つの種類があります。
1つ目は、赤く腫れ上がった中心に
黄色っぽい芯があるタイプのしこりニキビ
赤いしこりニキビは、
毛穴に詰まった皮脂の内側でニキビ菌として知られる「アクネ菌」が繁殖しています。
そのため炎症が起きて色が赤くなっているのです。
そして炎症によって膿が溜まり、しこりのように固まってしまっています。
また、色味が紫色に近い場合はさらに症状が悪化し
膿に血液が混ざっている状態になります。
2つ目は、ニキビの芯が見えないタイプのしこりニキビ。
ほとんど変色のない場合もあれば、赤みがかっている場合もあります。
芯が見えないニキビは、体の中の老廃物などにより
皮脂のつまりが皮膚の奥深くで起こっています。
ニキビの芯が皮膚の奥にあるため表面には見えないのですがその部分で炎症が起きたり、
炎症によって膿が溜まったりしてしこりのような塊ができています。
【しこりニキビは跡が残りやすい】
どちらのニキビにも共通しているのが「しこりニキビは長期化する」ということ。
膿ができるほど炎症が進んでしまっているので、炎症が収まるのには時間がかかります。
特に芯の見えないしこりニキビの場合、
炎症が皮膚の奥深くで起こっているため体の内側から治していくしかありません。
しこりの元が完全に消えるまでは、
治ったように見えてもまた悪化したり近くに同じようなニキビがまた出来てしまったり…など
再発しやすいのも特徴です。
さらに、長期化することによって肌の細胞がダメージを受け続けてしまいます。
赤みが沈着してしまったり、治そうとする細胞が過剰に出来て
ニキビ跡がしこりになってしまうこともあるんです。
そのため、しこりニキビは跡が残りやすいと言えます。
また早く治そうとしこりニキビを無理やり手で潰したりするのは逆効果!
表には見えなくても、肌の奥深くで炎症を起こした細胞はとても傷つきやすい状態になっています。
ニキビを潰すことによって炎症や肌細胞に刺激が加わると、
炎症が悪化してますます治りが遅くなったり跡が残る原因となってしまいます。
【顎のしこりニキビに効くのは“内側からのケア”】
長期化しやすいしこりニキビですが、きちんと対策することで改善につながってきます。
鍵となるのは「内側からのケア」です。
肌は表面の古い角質層が落ちて、
新しい皮膚が下の方から出てくる「ターンオーバー」という現象を行っています。
そのターンオーバーの周期が乱れると、
古い角質が残って厚くなり肌の表面に蓋をしてしまいます。
それにより皮脂や体の中の老廃物が毛穴の奥に溜まってしまい
ニキビができやすくなってしまうのです。
ターンオーバーの周期が乱れる原因として挙げられるのは「ホルモンバランスの乱れ」です。
様々な原因でホルモンバランスが乱れてしまうことによって、
ターンオーバーの乱れにも繋がってきてしまいます。
併せて、体の中に老廃物を溜めないようにすることもしこりニキビ対策として有効です。
体の内側からコンディションを整えていくことが、しこりニキビ改善への近道なのです。
例えば、睡眠不足の解消や食生活の改善。
適度な運動やストレスをためない生活などがしこりニキビ改善への基本となります。
炎症が収まって治ったように見えても芯は残っていますので、そこからまたニキビが出来ます。
そうやって長期にわたってニキビが出来続けると肌の細胞に相当なダメージを受けるので
更にニキビやニキビ跡をケアするのに時間がかかってしまうのです。
まずは肌の再生能力を上げるために
ニキビ改善の基本的なケアを徹底するようにしてくださいね!